合成ゴム系シート防水
合成ゴム系シートは下地の動きに対する追従性がよいのが特徴です。シート自体は比較的長い耐久性を持っていますが、シート相互のジョイント部分の接着剤が、紫外線や熱などの劣化要因による影響を受けやすく剥離する事があるのです。
剥離部分から雨水の浸入が長期間続くと、シート全体が剥がれてしまう事もあります。メンテナンス次第では長く使える防水層です。軽微な剥離であれば簡単な補修で済みますので、定期的な点検とメンテナンスで雨水の浸入を防ぎましょう。

ジョイントの剥がれ
シートの相互の接合部で、施工不良や接着力が劣化すると剥離が生じて、雨水が浸入する可能性があります。

シートの破れ
突起物や重量物を落下すると、シートが破れる事があります。また、鳥がくちばしでつつく事で穴があく場合もあります。

シート防水層の剥がれ
雨水の浸入が続くと広範囲に不具合が生じます。接合部にテープ状シール材が張り付けてない場合は、剥がれやすいです。
施工事例1

施工前
既存:合成ゴム系シート防水
(接着工法)

施工後
水洗い、接合部補強、保護塗装
(既存をメンテナンス)
施工事例2

施工前
既存:合成ゴム系シート防水
(接着工法)

施工後
立上り撤去、端部アングル固定
(ウレタン防水通気緩衝工法)
