アスファルト防水

アスファルト防水は古くからある工法で、アスファルト溶融釜を使用する熱工法、バーナーで炙り溶解しながら張り付けるトーチ工法、大型火器を用いる事なく工事ができる常温工法(冷工法)等の種類があります。

仕上げの方法は、保護コンクリート仕上げと露出仕上げがあり、露出仕上げでは紫外線や熱の影響から防水層を守るため、定期的に保護塗料の塗り替えを行うことが望ましいです。

ジョイントの剥離

ふくれやしわ

立上りの異常

施工事例1

施工前

既存:アスファルト防水
(密着工法、露出仕上げ)

施工後

ふくれ補修、トーチ工法2層
(シルバートップ塗布) 

改質アスファルトシート防水トーチ工法(以下、トーチ工法といいます)は、改質アスファルトルーフィングシート裏面と下地面をトーチバーナーにて炙りながら融着し防水層を形成する工法です。コストパフォーマンスに優れた工法ですが、炙り不足などの初期不良が原因による早期劣化や雨漏が懸念されるため、精度の高い確実な施工が求められます。


施工事例2

施工前

既存:アスファルト防水
(密着工法、露出仕上げ)

施工後

ジョイント補修、保護塗装
(遮熱色スカイグレー) 

表面劣化(砂取れ)やジョイント部の劣化が軽微であることから、防水層の新設ではなく、ドレン周りの補修とジョイント部分へのゴムアスファルト系シーリング材の充填と保護塗装の塗り替えのメンテナンス工事です。保護塗装は汎用品よりも耐候性に優れた遮熱色のシリコントップを使用しました。